九州健康カイロプラクティック水巻院 の日記
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股関節変形症
2011.06.07
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股関節に痛みありませんか?
股関節のどこが痛むのかで、原因、矯正部位、注意事項、ストレッチなどが違ってきます。
男性より女性に股関節痛が多くみられるのは、骨格上の問題でしょう。
当院でも、1対9の割合で女性が多くお見えになります。
股関節の動きをよく調べてみましょう。
1〕屈曲 前に曲げる 膝をお腹に付ける姿勢 125度
2)伸展 後ろへ伸ばす 15度
3)外転 外へ開く 45度
4)内転 内側へ閉じる 20度
5)外旋 外側に回旋する 45度
6)内旋 内側に回旋する 45度
股関節の可動域は右横の数字に表した角度があれば充分です
A子さんは股関節変形症と診断されて手術を勧められたが、他の療法を試そうと
来院されました。
股関節の可動域は大変狭く、屈曲は60度、外旋も10度、内旋は5度程度がやっと
歩行時と屈曲時に、ソケイ部に痛みがあり、歩幅が狭く、腰を反って、でん部を後ろに
突き出して歩いています。
このような症状の方は、筋肉に多くの問題を抱えています。
股関節変形症は進行性でなく、また痛みの原因も変形ではなく筋肉の問題だと
考え施術しています、A子さんの場合まず始めにソケイ部の痛みと屈曲角度を
改善し、内転筋の萎縮もみられたので、内転筋を鍛える運動を勧めました。
もちろん仙腸関節も硬くなっていました、これはほとんどの方に診られます。
股関節変形症の改善は二人三脚での頑張りが必要です、時間も掛かります。
しかし、手術をしなくても、痛みも減って、普段の生活に戻った方もいらっしゃいます。
A子さんは今、会社に復帰しました。
当初、筋肉の緩めには、痛みが伴います。
痛みに負けずよく頑張ったと思います。
注意・・・股関節変形症に似た病気もあります。自己判断せず病院での検査は
必要です。